営業職であれ支援職であれ、全のコミュニケーションは”好かれる”ことから始まる。

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良い印象を与える姿勢について

その人の全体的な印象は姿勢によって決まる。例えば、猫背でいつも下を向いている人は自信がないように見える。逆に良い姿勢の人は自信があるように見える。

また、例えば次のような実験がある。 “被験者に良い姿勢で幸せそうに歩くグループと悪い姿勢落ち込んだように歩くグループに分け、40個の単語を見せた。
その後8分間歩いたあとに、先ほどの単語を可能な限り思い出すように指示する。
すると、良い姿勢で幸せそうに歩くグループは、ポジティブな単語を多く覚えていたが、
一方悪い姿勢で落ち込んだように歩くグループは、ネガティブな単語を多く覚えていた。“

“精神が肉体に影響し肉体もまた精神に影響を与える”という昔の言葉通りで、姿勢がその人の精神状態を決めるとも言える。自信のない人は萎縮している。萎縮しているとは筋肉がギュッと緊張した状態のことである。逆に良い姿勢をとると筋肉に余分な力が掛からず、全身はリラックスしている。リラックスできてるので、自分の内面を素直に表現できるようになり、その結果ポジティブな考え方になるのだろう。
自信に満ちた態度をとるためには、たとえ自分に自信がなかったとしても、まず良い姿勢になるように意識づけすることが必要である。実際不思議なもので、良い姿勢を意識しているとだんだんと考え方が前向きになってくる。

私たちは自分に自信がある人に良い印象を持つので、魅力的な人物と思われるかどうかはまず“良い姿勢”を取ることから始まる。

ところで、良い姿勢というと“気をつけ”の姿勢をイメージされる方がおられるかもしれないが、脇を締め、胸を前に出し、腰を反らせ体を硬直させるので良い姿勢ではない。一説によれば“気をつけ”の姿勢は、兵隊が何も感じず何も考えずに命令に従うように仕向けるために考え出された姿勢であるという。フランス兵が弱いのは彼らが個人主義で自分の考えを大事にするからだと言われている。戦場で強いのは、死の恐怖を感じず、がむしゃらに何も考えず上司の命令に従い前に進む兵隊である。小説では、軍人というと勇敢であるが考え方が硬直している人物として描かれることが多い。これは彼らが普段から“気をつけ”の姿勢をとっているからなのかもしれない。

良い姿勢とは

良い姿勢をとると筋肉に余分な力が掛からず、全身はリラックスしている。
全ての体重の負荷を骨で支えることができれば、筋肉で姿勢を支える必要がなくなり、全身はリラックスできる。姿勢を支える必要なくなった筋肉は本来の役割である“動く”(※)ことができるようになる。

※筋肉で姿勢を支えると、筋肉はギュッと縮こまり固くなるがこれは本来の筋肉の状態ではない。骨はもともと筋肉を伸ばすために発達した。例えば輪ゴム。そのままではふにゃふにゃのままであるが、ピンと引っ張ることで強い力がでる。軟体動物と違い、魚は背骨を持つことで筋肉をピンと張ることができるため力強く早く泳げるようになった。“動く”とは伸びた筋肉が縮むことである。筋肉は伸びた状態がデフォルトでありリラックスした状態である。したがってストレッチなどで筋肉を伸ばそうとする訳であるが、骨で支える姿勢をとれば、全身の筋肉は本来の正しい位置で伸びることになるので、リラックスできる。

昔から良い姿勢とは重心が体の軸上を通っている必要があると言われてきた。確かに良い姿勢を側から見るとスッと立った状態に見えるのでそう表現されるのは自然である。 ところで、背骨は体の後ろ側にあり、大腿骨など下半身の骨は体の前側にある。したがって正確には上半身の重心は体の後ろ側を通り、下半身の重心は前側を通っており、腰でバランスをとっている状態というのが本来の姿である。正しく腰は月(にくづき)に要な訳である。
腰は少し前に突き出し、頭・腰・足のアーチの頂点である土踏まずが一直線上になるようにすることでバランスを取り最も筋肉に負荷がかからないようにしている。実際のバランスは前後にズレているが、トータルでは頭・腰・土踏まずと一直線上になるので、重心が体の軸上にあると表現されているのである。

私たちは小さい頃から椅子に座った生活をしている。椅子に座った姿勢は楽な状態であるが、逆に筋肉を弱める。特に腰回りの体幹の筋肉は弱くなる、腰が後ろにずれた状態、いわゆる腰が抜けた・腰が曲がったと表現される状態になりやすい。実際駅のホームのベンチに座って前を歩く人の姿を観察していると、そのような状態の人が多い。肩こりや腰痛に悩む人が多い訳である。

良い姿勢は、体重を骨で支えようとすると、背骨は体の後ろ側にあるので上半身の重心は後ろ側を通り、大腿骨など下半身の骨は体の前側にあるので下半身の重心は前側を通る。耳よりも少し前に出た位置に肩先があるとバランスが取れ余分な力が入らない。悪い姿勢は、腰が後ろに抜ける・顎が前に出る(人によっては顎ではなく胸を前に突き出す)・頭が前にずれたので首から肩甲骨にかけての筋肉を緊張させて支える、そして重心が全体的に前に出るため膝を前に曲げてバランスをとる。

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