営業職であれ支援職であれ、全のコミュニケーションは”好かれる”ことから始まる。

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良い印象を与える魅力的な“素”の表情を作る

第一印象は出会ってから最初の2分間で決まってしまう。相手の視界に自分が入って、お互いに近づき、最初の2つ3つの会話をした段階で相手からの評価は決まってしまっている。

このことは例えば就職活動の面接の場合もそうで、ベテランの面接官は学生がドアを開け入ってきた瞬間には評価をしており、場合のよっては採用の合否まで決めてしまっている。面接の内容は、第一印象の評価の確認と合否ギリギリの人に対する評価を深めるために行われる。
相手が自分の視界に入った時、まず見るのは相手の素の顔の表情である。就職活動の面接の例で言えば、学生がドアを開けて入ってきたときの表情である。まだ面接官とも距離があり仮面がきちんと被れていないため、相手の心の内面が良く表情に出ている。

また、営業担当者は相手の表情から心の内を読み商談を進める。当然相手もこちらの表情を読んで信頼に値する人物かどうかを評価をしている。この時、相手を信頼するかどうかは会話と会話の間の一瞬、素に戻った相手の表情から判断している。

雑誌や書籍で笑顔の作り方が良く取り上げ荒れている。確かに笑顔の綺麗な人は魅力的に見える。しかし、その笑顔が素敵な人が、一瞬見せる素の表情が醜かったら貴方は相手のことをどう思うだろう。どんなに笑顔が素敵でも相手への評価は一気に下がるだろう。
素の顔に対する評価は多くの人は無意識に行っているので、あまり重要視されていないが、第一印象を良くするためにも、会話の中で信頼を勝ち取り、人間関係を深めるためにも 素の表情はとても大きな役割をしている。素の顔の印象が悪い人は知らず知らず自分を不利な状況に追いやってしまっていると言える。

魅力的な素の表情になるには

リラックスする

素の顔が無表情であったり怒った顔になっている人は顔の筋肉が凝り固まっている状態なので、顔の筋肉を大きく動かして解してあげる必要がある。顔の筋肉が解れると“穏やかな”表情になる。また、肩や首の筋肉が凝りが原因で顔の筋肉が緊張していることも多い(さらに言えば、肩や首が凝るのは背中の筋肉やアキレス腱などが凝りが原因である)ので、普段から顔だけでなく全身のストレッチや柔軟体操を行った方が良い。

打ち解け顔になる

リラックスした穏やかな顔に、微笑みの表情を浮かべれば打ち解け顔(※)になる。打ち解け顔で応対するだけでも第一印象は良くなると思うが、できれば話し手としては聞き手のリアクションが無いと話し辛いので、表情豊かなリアクションが欲しい。男性で相手の話を理解することに集中しすぎて、無表情で全くリアクションが無い人がいるが、話を聞く態度としては間違っている。
小売業に従事する人ならば、笑顔と真顔は普段から練習をしているはず(?)である。表情豊かな人の方がそうで無い人よりも魅力的に見えるのだから、表情豊かにリアクションをとることを普段の会話から意識しておくべきである。(普段から意識するだけで表情豊かなリアクションは取れるようになる。ただ、職業によっては、例えば怒った顔などその感情を相手に見せることが必要な場合がある。その場合は鏡を見ながら表情を作る練習が必要。)

※打ち解け顔:辞書には「相手にすっかり心を許しているような顔つき。または、ゆったりとくつろいでいる表情。」(からだことば辞典 東京堂出版)とある。具体的には目を細め、目尻が下がり、頬が緩み、鼻に余分な力が入っておらず、素の顔が微笑んでいるように見える表情のことである。仕事柄色々な人に会うが、ご自身で営業が得意とおっしゃられた人は皆、普段からこの打ち解け顔になっている。

視線の使い分け

モノを集中して良く見ようとする目の使い方をフォーカス視という。逆に視野を広くして全体を見ようとする目の使い方をパノラマ視という。鋭い視線というように、フォーカス視は相手に圧を与えることが多い。相手と出会った瞬間は少し距離があることが多い。その際に相手を良く観察しようと目に力を入れるよりは、パノラマ視で全体をざくっと見た方が、集中して観察するよりも多くの情報が得られ、また相手への圧が無い分印象は良くなる。 (ちなみに、男性は普段からフォーカス視で物事を見ることが多く、女性は反対にパノラマ視で物事を見ていることが多いと言われている。もしかしたらこのことが男性女性の印象づけを作っているのかもしれない)

息を“ス〜”っと吸い込む

古典芸能などでは、相手の意識を引きつける場合に、“ス〜”と息を吸い込む。多くの落語家さんは出囃子に合わせて登場し座布団の上に座ったタイミングで観客を自分に惹きつけるためにこのことをされているそう。なぜそうなのかは分からないが、人は息を吐く時に圧を感じ、息を吸う時には圧が消えると感じるようである。このことは表情を作ることとは直接関係はないが、一つの技術として知っておいた方が良いのでここにあげる。

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